平水韻について独習してみた

久しぶりに、漢詩漢文の基礎について独習します。

独習の前回前々回と二回に渡り「声母・韻母・声調と韻(詩韻)の関係について独習してみた」と題して独習しました。

その前回の最後は以下のようになっています。

その結果、一二五三年に金の平陽県で刊行された『韻略』は、韻の数を百七韻としました。この韻書は刊行地名から「平水韻」と呼ばれました。その後、さらに一韻減少して百六韻となり現在に到っています。

この「平水韻」による韻が「詩韻」と呼ばれ、私たちが使用している漢和辞典に掲載されている韻になります。また、漢詩の作詩に使用する韻も、この平水韻を使用します。

次回は、この「平水韻」について、独習したいと思います。

さて今回は、その予告を受けて「平水韻」について、独習します。

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声母・韻母・声調と韻(詩韻)の関係について独習してみた(承前)

前回の独習で、「」とは韻母の「介音」を除いた残りの部分と「声調」の組み合わせであることを学習しました。

韻=【主母音+韻尾】/声調

また、「韻書」と呼ばれる書物の存在と「切韻」、「中古音」、「切韻音系」などの言葉、さらには「韻」のことを「詩韻」とも呼ぶことを紹介したところまでを独習しました。

今回は、この「韻書」について、もう少し独習を進めてみたいと思います。

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声母・韻母・声調と韻(詩韻)の関係について独習してみた

四月、新年度に入った途端、例年になく稼業が多忙を極め、心身の疲弊甚だしく、独習の更新も侭ならぬ今日この頃です。

桜の花も見頃を迎えているというのに観桜も出来ず悶々とした日々を過ごしていますが、何とか今宵こそは独習して遺悶したいものです(疲れのせいか頭も悪く日本語がおかしい気もしますが、ご容赦ください)。

これまで、声母韻母声調について独習しましたが、今回はその音節構造と韻(詩韻)の関係について独習してみます。

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字音・声母・韻母・声調など字音について独習してみた(承前)

前回、声母(子音)韻母(母音)について独習しました。しかし、四種類の漢字「媽」、「麻」、「馬」、「罵」は、すべて同じ「ma」と表記されてしまいます。ただし、それぞれの漢字は、意味が異なります。つまり、声母(子音)と韻母(母音)だけでは、その違いを表現することができないことになります。

これは日本語においても同様のことが起こります。例えば「橋」と「箸」は、いずれも「ハシ」ですが、そのアクセントにより違いを表現します。このアクセントのように発声に関わる声の調子のことを「声調」と言います。

今回は、この「声調」について独習します。

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