おすすめの漢和辞典は、これだ!

前回は「平仄」を調べました。

この「調べる」という行為に使う道具が「漢和辞典」です。私が使用する「道具」のひとつが「漢和辞典」であり、漢和辞典無しでは一歩も前に進めないと言っても過言ではないでしょう。

現代はインターネットで調べれば多くの情報が得られますが、情報がピンポイント過ぎて、広がりが得難い部分があります。

これは「調べ方」の問題もあるでしょうが、私の場合は、「調べる」ことが「読む」ことに近く、調べている「熟語」の隣にある関係のない「熟語」に興味を唆られたり、別の漢字の熟語に興味が移ったりと、読み物として辞典を使っています。

さて、本題の「おすすめの漢和辞典」です。

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漢和辞典で詩韻を調べるー実例(1)

今回は​『唐詩選にも収録されている「張九齡」の五言絶句「照鏡見白髮」の詩韻を調べてみます。ただし、ここでは詩の意味や作者の詳細については割愛します。詳しい説明は参考書やネット上にもたくさんありますから、ぜひ、調べてみてください。

原文

  照鏡見白髮
宿 昔 青 雲 志
蹉 跎 白 髮 年
誰 知 明 鏡 裏
形 影 自 相 憐
読み方

  鏡に照らして白髮を見る

宿昔 青雲の志、

蹉跎たり 白髮の年。

誰か知らん 明鏡の裏、

形影 自ら相憐れまんとは。

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「漢文とは何か」(其の四)〜漢字の「音訓」の正体(1)

漢文を読む場合、私たちは中国語で発音することなく、日本語として読む「訓読」を行い、その対象となる文を漢文と呼ぶことを勉強しました。

日本語で読む以上、当然ながら中国語の発音で読む訳ではありません。では、中国語の発音は全く無関係でしょうか?

ここまでの「漢文とは何か」と題する記述の流れから、中国語の発音が無関係でないことは予測できると思います。それが漢字の「音訓」、すなわち「音読み」と「訓読み」です。今回は、このうち「音読み」について勉強することにします。

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