『三体詩』より「長渓の秋思(唐彦謙)」の検詩(其の三)

【訓読文】

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さて、平仄、漢詩の規約「同字重出を忌む」、句中対、重言などについて学習してきました。その過程で幾度も漢和辞典を調べましたが、今度は、詩の意味を調べて見ます。

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おすすめの漢和辞典は、これだ!

前回は「平仄」を調べました。

この「調べる」という行為に使う道具が「漢和辞典」です。私が使用する「道具」のひとつが「漢和辞典」であり、漢和辞典無しでは一歩も前に進めないと言っても過言ではないでしょう。

現代はインターネットで調べれば多くの情報が得られますが、情報がピンポイント過ぎて、広がりが得難い部分があります。

これは「調べ方」の問題もあるでしょうが、私の場合は、「調べる」ことが「読む」ことに近く、調べている「熟語」の隣にある関係のない「熟語」に興味を唆られたり、別の漢字の熟語に興味が移ったりと、読み物として辞典を使っています。

さて、本題の「おすすめの漢和辞典」です。

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漢和辞典で詩韻を調べるー実例(2)

前回は​『唐詩選に収録されている「張九齡」の五言絶句「照鏡見白髮」の詩韻を漢和辞典で調べた。今回は、その詩韻を「四声」 と「平仄」の面から調べてみる。

原文

  照鏡見白髮
宿 昔 青 雲 志
蹉 跎 白 髮 年
誰 知 明 鏡 裏
形 影 自 相 憐
読み方

  鏡に照らして白髮を見る

宿昔 青雲の志、

蹉跎たり 白髮の年。

誰か知らん 明鏡の裏、

形影 自ら相憐れまんとは。

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漢和辞典で詩韻を調べるー実例(1)

今回は​『唐詩選にも収録されている「張九齡」の五言絶句「照鏡見白髮」の詩韻を調べてみます。ただし、ここでは詩の意味や作者の詳細については割愛します。詳しい説明は参考書やネット上にもたくさんありますから、ぜひ、調べてみてください。

原文

  照鏡見白髮
宿 昔 青 雲 志
蹉 跎 白 髮 年
誰 知 明 鏡 裏
形 影 自 相 憐
読み方

  鏡に照らして白髮を見る

宿昔 青雲の志、

蹉跎たり 白髮の年。

誰か知らん 明鏡の裏、

形影 自ら相憐れまんとは。

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漢和辞典で詩韻を調べる(3)

前回は文字「中」の韻を漢和辞典で調べました。

その結果、文字「中」は平声(上平声)東韻の場合と去声)送韻の場合があることがわかりました。

文字「中」ー『字源』より

このようにひとつの文字が二つ以上の韻を持つ文字を両韻文字あるいは単に両韻と言います。

今回は、同じ両韻文字でも前回の「中」とは、少し異なる文字「看」について同じ要領で漢和辞典を調べてみます。

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漢和辞典で詩韻を調べる(2)

前回は文字「情」の韻を漢和辞典で調べました。

その結果、文字「情」は平声(下平声)庚韻であることがわかりました。

今回は、文字「中」について同じ要領で漢和辞典を調べてみます。

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漢和辞典で詩韻を調べる(1)

まとめたら更新しよう、もう少し調べてから更新しよう、などと考えてばかりで、結局疎懶にして更新できない状況が続いています。

これでは、何時になっても更新はできないと反省し、まずは、僅かばかりでも更新をすることにしました。

今回は、私の手元にある角川の漢和辞典「字源」を使って韻の調べ方を学習します。

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