梅雨聽蛙(拙作) 梅雨(ばいう)、蛙(かえる)を聴(き)く 苔気(たいき) 盧(ろ)を囲(かこ)み 夜雨(やう)深(ふか)く、 群蛙(ぐんあ) 乱吠(らんぱい) 音(おと)を成(な)さず。 推敲(すいこう) 一字(いちじ) 独(ひと)り閑坐(かんざ)し、 鼓吹(こすい) 千声(せんせい) 共(とも)に苦吟(くぎん)せん。 下平声十二侵(韻字:深・音・吟) あれこれ推敲していたら、かなり時期外れの作品となってしまいました。 「敲」字は平仄両用の文字です。「鼓吹」ときの「吹」字は仄用(寘韻)になります。 投稿者: 滄洲 趣味で漢詩を作ったり、三体詩や聯珠詩格などの詩集、論語や老子などの漢文を読んだりしている「滄洲」と言います。 よろしくお願いします。 滄洲 のすべての投稿を表示