『三体詩』より「宮詞」(王建)二首の二

【訓読文】

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【作者】

王建(おうけん)=(?〜830)。中唐の詩人。字は仲初。

【書き下し文】

宮詞(きゅうし)

銀燭(ぎんしょく) 秋光(しゅうこう) 画屛(がへい)冷(ひや)やかなり。軽羅(けいら)の小扇(しょうせん) 流蛍(りゅうけい)を撲(う)つ。

玉階(ぎょくかい)の夜色(やしょく) 涼(すず)しきこと水(みず)の如(ごと)し。臥(ふ)して看(み)る 牽牛(けんぎゅう) 織女(しゅくじょ)の星(ほし)。

【語釈】

銀燭=銀の燭台。秋光=秋の光り。畫屛=絵の描かれた屏風。輕羅=軽いうすぎぬ。小扇=小さなうちわ。玉階=宮殿の美しい階段。夜色=夜景。夜のけしき。牽牛織女星=七夕伝説の星。彦星と織姫。


では、次の記事で、また、お会いしましょう。
失礼します。

投稿者: 滄洲

趣味で漢詩を作ったり、三体詩や聯珠詩格などの詩集、論語や老子などの漢文を読んだりしている「滄洲」と言います。 よろしくお願いします。