漢詩作法入門講座

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作詩専用の参考図書 - 漢詩の書籍

多くの詩に接して、また多くの詩を作るうちに漢和辞典では不便な面に出会うようになります。それは、漢詩においては平仄、韻字が問題になるわけですが、特定の漢字あるいは韻が下にくる熟語を探すとき、普通の漢和辞典ではなかなか探すことができません。また、いろいろな詩題に接するうちに、その題に関連する故事、あるいは詩語を探すときなども漢和辞典ではやや調べにくいところがあります。そこで便利なのが次のような図書です。

書 名著 者発行元
『詩韻含英異同弁』石川梅次郎松雲堂書店
『円機活法』松雲堂書店
『平仄便覧』上村才六松雲堂書店
『韻別詩礎集成』服部承風書藝会
「詩韻含英異同弁」
韻書と呼ばれるもので、これも全漢文です。ただし、これは詩人必携の書と言われており、ぜひとも使いこなせるようになって欲しいと思います。なぜこのような書物がいるのかというと、それは、現在の漢和辞典に出ている平仄には詩に使わぬ平仄まで出ており、平仄を調べるということに関しては非常に使いにくい面があるからです。我々が、平仄を問題にするときには、必ずこの「詩韻含英異同弁」で検討することになります。また、この「詩韻含英異同弁」では韻の漢字が下にくる二字、三字の詩語が沢山出ているので作詩の際には非常に有用です。
「円機活法」
天文・樹木などの各部門に分かれており、さらにその中に「天・星・梅・竹」などのように分かれて、関連する故事、名句、詩語が出ています。ただし、全漢文なので初心者にはやや難しいです。
「平仄便覧」
各漢字の平仄が平か仄か、あるいは両韻かを手早く検討することができます。ただ、それよりも役に立つのは、言い表したい日本語を漢字ではどのように表現するのかその手掛かりを得ることができるところにあります。例えば、「アサ」という言葉で調べると「朝・晨・旦・麻」の四文字が出ており、「朝昼晩」の「アサ」であれば、「朝・晨・旦」の三文字が該当するので、その字を元にして、漢和辞典を調べていくことができます。
「韻別詩語集成」
韻、平仄別に三字詩語が五万余り収録されており、それぞれに簡単な意味が付されています。これは「だれにもできる漢詩の作り方」を補うものとして役に立ちます。ただし、現在では入手困難な書籍となっています。

漢詩に関する本の中に「詩話」というものがあります。これは、作詩に関するいろいろな注意事項や秘訣について述べられたものです。

書 名著 者発行元
『呂山草堂詩話』第一輯~第四輯太刀掛呂山呂山詩書刊行会
『漢詩読本』安岡正篤福村出版
日本古典文学大系『近世文学論集』岩波書店
「呂山草堂詩話」
著者が漢詩の添削指導を通して初心者が誤りやすいことについての話題が豊富に出ています。ぜひとも手元に置いておきたい名著です。
「漢詩読本」
詩とは何か、ということについて、また、作詩上のいくつかの規約について説明されています。
「近世文学論集」
古本屋でなければ手に入りません。

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