漢詩作法入門講座

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転句を作る - 漢詩の作法

一応、結句ができたならば、次に転句を作ります。七言絶句平起式の場合、転句の下三字は「○●●」ですから、このグループから三字の熟語を採ります。また、「●○●」も許されているので、「○○●」のグループから「●○●」となっている三字の熟語を採ってもかまいません。注意しなければならないのは、結句につながるように選ぶことです。

ここでは、結句が「読書尽日小楼中」であるとして考えてみましょう。では、「○●●」のグループから「無客訪」をとります。その上は「○○」ですから、結句と同様にします。「泥深」を採ることにします。次に「●●」ですから、「連日」を採ることにします。

さて、一応転結ができあがりました。ここで、一度吟じて、意味を考えてみます。「連日 泥深うして 客の訪う無し。読書 尽日 小楼の中」。連日の雨で道の泥は深く、だれも尋ねてこない。本を読み一日中小楼にいる。なんとなく、意味は通じるように思えます。しかし、ここで重大な過ちを犯しています。すなわち、

同字重出を避ける

ということです。すなわち、同じ字を二度使ってはいけないのです。ここでは、「日」の字が二度出てくるのでいけません。

先人の作をみると、同字を使っているものが数多くみられますが、これは大家といわれる人達が変化を求めてわざとしているのであり(あるいは本当に誤っている場合もあるようです)、初心者が安易に真似をするべきではありません。

では、このような場合、どのように直していくのかみてみましょう。まず、どちらかの「日」の字を他の字に、あるいは両方共を他の字にしなければなりません(ただし、代えた文字がまた同字重出にならないように注意しましょう。)。 ここでは、「本を読んでうさはらしをしている」というように変えてみましょう。そのためには、「尽日」を「遣悶」に変えてみることにします。また、泥が深いのは道であるから、「連日」をやめて、「竹径」に変えてみることにします。

このようにして、片方の字を直したり、また、両方の字を直すこともあります。さあ、これで一応転結はできました。次は、起承を作ってみましょう。

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