漢詩作法入門講座

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漢詩の形式 - 漢詩の基礎

漢詩には、五言絶句七言律詩などといった形式があります。 例えば次の詩は五言絶句の作例です。

「竹里館」獨坐幽篁裏。弾琴復長嘯。深林人不知。明月來相照。
作 者

王維(オウイ)=(699?〜759)唐の詩人。太原(山西省)の人。字は摩詰。玄宗に仕えたが、安禄山の乱でとらわれ、のち粛宗に用いられて尚書右丞になった。その詩は多く山水の美を歌い、脱俗の趣きがあり、「詩中に画あり」と評される。また、山水画の名手で、南画の祖とあおがれる。

読み方

竹里館(チクリカン)

(ヒト)り坐(ザ)す、 幽篁(ユウコウ)の裏(ウチ)。弾琴(ダンキン)、復(マ)た長嘯(チョウショウ)

深林(シンリン)、人(ヒト)(シ)らず。明月(メイゲツ)、来(キ)たりて相照(アイテ)らす。

語 釈

竹里館=王維の別荘のやかたの名前。幽篁裏=静かな竹やぶの中。幽篁は、静かな竹林。弾琴=琴をひくこと。長嘯=詩などを吟じ詠うこと。深林=奥深き竹林。来相照=月が作者を照らしている。相は月と作者を指す。

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この詩のように五文字で一句となる詩を五言詩といいます。すなわち、一句の文字数が七文字であれば七言詩、四文字であれば四言詩と言います。

つぎに句の数について見ると、上の詩は四句から構成されていますが、このように絶句は四句から構成されます。すなわち、五言絶句であれば四句二十字、七言絶句であれば四句二十八字になります。また、律詩という形式は八句から構成されるものをいいます。ただし、四句ならば必ず絶句、八句ならば必ず律詩かというと、そうでない詩も中にはあります(この辺りが難しい所ですが,絶句は四句、律詩は八句と覚えておけば良いでしょう)。

それは古体詩(古詩)と呼ばれる形式で、この中には四句のものもあれば五十句以上の長いものもあります。また、絶句、律詩では一句の字数が五文字あるいは七文字といった具合に一定していますが、古体詩では長短句の混ざった場合もあり、また、一定の場合もあります。

そこで、漢詩の形式を大きく分類すると、絶句、律詩をまとめて近体詩(今体詩)(近体とか,今体というのは,現代という意味ではありません。古体詩,近体詩共に現代中国では古典になります。)という形式と古体詩という形式の2つに分類されます。では、以上のことをまとめてみると次のようになります。

古体詩 四言古詩
五言古詩
七言古詩
雑体(長短句混在)
近体詩絶句五言絶句
七言絶句
律詩五言律詩
七言律詩

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