作者小伝(日本) | 漢詩を読む | 漢詩作法入門講座

作者小伝(日本)-漢詩の基礎

大沼(おおぬま) 枕山(ちんざん)

生没(1818〜1891)。江戸時代後期から明治にかけての人。名は厚、字は子寿、枕山と号す。梁川星巌、菊池五山に学ぶ。明治初期、下谷に「下谷吟社」を設け、盛況を極めた。明治二十四年没。年七十四。『枕山詩鈔』六巻、遺稿一巻などがある。永井荷風の「下谷叢話」には、鷲津毅堂、大沼枕山二家の伝が描かれている

夏目漱石(なつめ そうせき)

生没(1867〜1916)。小説家として誰一人知らない者はいないだろう。名は金之助。明治十七年、大学予備門に入り、二十六年、東京帝国大学文科大学卒業。二十八年、松山中学校教諭、二十九年、熊本第五高等学校教授、三十三年、イギリス留学、三十六年、帰国、東京帝国大学文科大学講師、四十年、朝日新聞社入社。その後、小説家として活躍し、大正五年十二病没。年五十。

乃木(のぎ) 希典(まれすけ)

生没(1849〜1912)。名は希典、号は石樵、また石林子。父は長州藩士。藩学明倫館に学び、奇兵隊に属し、長州征伐に参戦する。明治四年陸軍少佐、二十七年日清戦争に歩兵第一旅団長として出征、二十八年陸軍中将、三十七年日露戦争には第三軍司令官として旅順に向い、その後陸軍大将となる。明治四十五年、明治天皇の御大葬当日、自刃し殉死する。年六十四。乃木希典を祀った神社が「乃木神社」であり、「乃木坂」の地名にも名前を残している。